心の深海
先日、懐かしい曲という事で、大沢誉志幸さんの
「そして僕は途方に暮れる」の事書いたら、
(5/20「FANKS!」)
今夜、日本テレビの「The M」で、ニューアレンジながら
聴けました
やっぱり良いわ~。
さて・・・
マナミ母さん(マジカル・ミスってるツアー)に
お勧め頂いた「リオ―警視庁強行犯係・樋口顕」
(今野 敏著・新潮文庫)読了しました。
警察小説としても面白い本書ですが、主人公の
強行犯係長樋口のキャラクターが、警察小説の
「ヒーロー」らしからぬ性格・・真面目で謙虚。本人は
「人の目を気にするタイプ」という事に引け目を感じ、
自分に自信を持てないでいるのに、上司の信頼は厚く、
そこにまた彼自身が戸惑いを感じているのです。
でも、そんな性格が、捜査の進展にも大いに貢献します。
・・この「自分に自信の持てない」主人公の心の葛藤に
「自信過剰に見える(あえて誰とは言わない)」人も、心の
深海ではこんな不安と戦っているのではないか・・という
ご推薦の言葉に、「寝ても覚めてもラー」の私などは、
とても「興めて」しまったのです(笑)。
大勢の前で自分を表現する事を仕事にしている人達・・
実は「自信に溢れている」という人は案外少なく、
心の葛藤が表現活動に向かう人もいる・・
大森南朋さんも、子供の頃から引っ込み思案で
そんな性格を変えたくて、音楽活動や俳優業を始めた。
役者をやっている事は、「人生のリハビリ」だと、雑誌の
インタビューで話しておられるのを読んだ事があります。
いろいろな才能を見せ、「天才」とまで言われている「彼」も
かつてTV番組の生討論で、実は、不安と恐怖で葛藤しながら
自分の居場所、進むべき方向を苦しみながら模索している事を
赤裸々に(・・これが全くの「素」なのか・・は、本人のみぞ知る)
語っていた事がありました。(マナミ母さんの考察が非常に
「興め」ます。)
マジカル・ミスってるツアー
http://blogs.goo.ne.jp/ice31_2006 (5/20 「本当の自分」)
「自分に自信」も持てず、その不安と葛藤を昇華させる術も
持たない私からすると、「彼」も「彼」も、やはり羨望の眼差しで
見てしまいます。もちろん、「心の深海」の苦しみ、葛藤は、
私達の想像以上ではないかと思います・・。ただ、それを
見せるか見せないか・・「見せない」覚悟を貫くのも苦しいと
思います。
「彼」の相方さんも、また今でこそ様々な才能を開花させて
いますが、「彼」の場合は、さらに「出会い」がその才能開花に
大きく作用していると・・。
そんな「出会い」は本当に幸運であり、その「出会い」から
生まれたものを堪能できる私達も幸運です・・。
・・小説に戻りますが、主人公樋口が、「自信が持てない」
ながら(そのキャラは、昭和30年生まれで、1960年代末の
学生運動の後に大学へ入った世代で、その「後始末」をした
「中途半端な」世代であるのが一因と考えている)、
いつの間にか、周囲の信頼を得ていく過程は、ちょっと
「出来過ぎ」と思ってしまうのですが(笑)、もう一人、心理学を
専攻した所轄の生活安全課巡査部長氏家との「相棒」ぶりが
良いです![]()
マナミ母さん、いつもとても興味深い本のお勧め、
ありがとうございます!
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コメント
心の葛藤がない人はいないんですよね。
誰もがみんな心の中に深い海を持っている。
それを人に見られまいと言い方は悪いけれど
強がって生きている人がきっとたくさんいる。
私にとって仕事はつらいけれど
生きていくためのリハビリだと
そのリハビリがお金になるのだから
考えたら幸せなのかもと思いました。
もうちょっとがんばってみます。
ふうさん、ありがとう。
投稿: ピコ | 2008年5月28日 (水) 21時31分
>ピコさん
「見せない」覚悟ができる人は
ほんとに一握り。
リハビリも「楽しい目的」がないとね。
頑張ったご褒美で
南朋さんの映画見られるものね♪
でもあんまり頑張りすぎても
かえって体調を崩してしまう事も
あるので、それでは逆効果。
リハビリもそれぞれのペースで
続けて、時にはお休みした方が
良い事もあるしね。
投稿: ふう | 2008年5月28日 (水) 22時38分