運命の出会い
またも面白い本・・作家さんに出会ってしまった。
『運命の女に気をつけろ
劇団・北多摩モリブデッツ 怒涛の36日間
(沢村鐡 著・JIVE)
多摩地区にある大学の小劇団「北多摩モリブデッツ」の
新作公演に、大学演劇界でその名を轟かせる人気女優、
安堂夏姫が客演する事に。
彼女の演技に圧倒される「モリブデッツ」の面々は、
新作公演の成功を確信するが、この期待の客演女優は、
期待以上に「モリブデッツ」に“揺さぶり”をかけてくる。
彼女は・・「ファムファタル=魔性の女、“運命の女”」だった。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
「小劇団」が舞台という事に魅かれて手に取ったのだけれど
ストーリーは・・
「ファムファタル」とDT達とのドタバタ青春ラブ・コメディという
直球勝負。
その稽古の過程、舞台を作っていく過程がとても興味深い。
『下北サンデーズ』を読んだ時にもなるほどと思った事だけど
最初から完成された脚本(ほん)はないどころか・・
稽古をしながら、役者をみながら、並行して書いていく。
しかも、それをひと月ぐらいで。
素人から考えると、台詞や動きを覚えるのも大変なのにと。
そしてまた公演をしながら、「作り込んでいく」。
(時には“削る”事も・・。)
役者さんが「同じ舞台は2度とない」と言われるのを
よく聞きますが、それは確かだろうと思います。
観る側も、気に入った(もしくは気になる)舞台であれば
やはり何度か観たくなる・・。
こうして「生舞台」にはまっていくんだろうなあ。
作者の沢村さんのサイト、ブログがまた面白いです。
本の帯で、ヨーロッパ企画の上田さんのコメントもあり、
また本を開くと、まっさきに
常に新しい刺激とインスピレーションを与えてくれる
ヨーロッパ企画に、感謝と敬意を込めて。
と書かれておられるように、作者沢村さんの
演劇に対する思いもたくさん綴られています。
沢村鐡さんのWeb Site →『沢村鐡のフィラメント』
また・・こういう学生時代を送ってみたかったな。
こんな「ファムファタル」な女性が身近にいたら嫌だけど(笑)
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